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第60期王座戦を振り返って

昨年、羽生二冠の王座連覇を19で止めた渡辺二冠。
羽生二冠が本戦トーナメントを勝ち抜き、立場を変えての再戦となりました。

第1・3局は急戦矢倉、第2局は角交換振り(四間)飛車、第4局千日手局は2手目3二飛、第4局指し直し局は相矢倉となりました。
横歩取りと角換わり(居飛車)がなかったのが意外でした。
何といっても、後手番の時に羽生二冠が振り飛車を採用したのに驚きました。

第1局を渡辺二冠が制した時は昨年と同じようになるかと思いましたが、第2局の逆転で流れが変わったでしょうか。
第3局は羽生二冠が強さを見せ、第4局は羽生二冠が優位に立ち、逆転して渡辺二冠の勝ちが見えかけたところでの△6六銀!
千日手となって指し直し局は羽生二冠が強かったというところですかね。
局後の検討によっては結論が変わっていることもあるかもしれませんが。

事前の予想ではどちらが制するにせよ3-2の決着が予想されていましたが、実際には3-1となりました。
羽生二冠は1年振りの三冠復帰。
個人的には、「渡辺二冠の保持タイトル数>羽生二冠の保持タイトル数」となった時に世代交代だと思っているので少し遠のいた感じでしょうか。
ただ、渡辺二冠がこの敗戦を引きずるとは考えにくい気がします。根拠はありませんが…。
王将戦・棋王戦に挑戦する可能性は残っていますし、うまく行けば年度末には三冠というのも考えられます。
さらに名人戦にも挑戦となると…。
竜王戦で防衛することが大前提ですが。

王座戦の最中に42歳となった羽生二冠ですが、タイトル戦で渡辺二冠を下して「まだ譲らんよ」と示したというところでしょうか。
なお、本棋戦は羽生二冠にとって記録ずくめとなりました。
タイトル83期は自身の記録をさらに更新するもの。
同一タイトル20期は大山十五世名人の王将に並んで歴代1位タイ。
同一タイトル戦連続出場は21期、王座を奪取したので来期は22期となり、更新が確実となりました。
通算優勝回数は124回でこれまた大山十五世名人に並びました(羽生二冠はタイトル83期+一般棋戦優勝41回、大山十五世名人はタイトル80期+一般棋戦優勝44回)。
タイトル戦登場は第60期王座戦で110回、歴代1位の大山十五世名人は112回ですから、来季タイトルを保持している棋聖・王位・王座戦に登場すれば記録更新ですね。
もっとも、こちらも王将・棋王・名人戦に登場する可能性があり、その場合はより早い樹立となります。

次のタイトル戦は竜王戦、10月15日(月)に始まりますからもう少しですね。
こちらも2年連続の渡辺二冠対丸山九段です。
王位戦が終わった時に「タイトル戦でいつも相居飛車では食傷気味の気がするので」と書いたところ、王座戦でも振り飛車が飛び出しました。
ただ、竜王戦は相居飛車でしょうね。角換わりか横歩取りかはたまた相掛かりか矢倉か…。

最後に今年度注目の棋士の成績です(10月4日現在)。

渡辺二冠 11勝8敗 .579
森内名人 8勝9敗 .471
羽生二冠 31勝8敗 .795
郷田棋王 10勝8敗 .556
佐藤康王将 16勝4敗 .800
谷川九段 2勝8敗 .200
久保九段 10勝5敗 .667
広瀬七段 12勝9敗 .571
戸辺六段 9勝9敗 .500
豊島七段 15勝8敗 .652
佐藤天七段 15勝6敗 .714
中村太六段 16勝11敗 .593
糸谷五段 17勝6敗 .739
菅井五段 13勝6敗 .684
阿部光四段 10勝9敗 .526
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