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通算タイトル1期の棋士達

今まで行われてきたタイトル戦は進行中の第70期名人戦を除き、竜王24(九段12 十段26)・名人69・王位52・王座29・棋王37・王将61・棋聖82です。
竜王戦は前身が九段戦・十段戦、王座戦は第31期からタイトル戦に格上げされたという事情があります。
合計で392ですね。その内の80が大山十五世名人、同じく80が羽生二冠の獲得したものです。
続いて中原十六世名人64、谷川九段27、米長永世棋聖19、佐藤康光王将13、森内名人9、渡辺明二冠9、加藤一二三九段8、木村義雄十四世名人8となります。
タイトル獲得数上位5名で270と全体の68.9%、10名で317と80.9%を占める計算です。
残り75タイトルを他の棋士が獲得した訳ですが、この記事では、通算タイトルが1期の棋士にスポットを当てたいと思います。

私がぱっと思い浮かべたのは広瀬七段でしたが、調べたところ8名おりました。以下、簡潔に紹介したいと思います。


有吉道夫九段(1935-) 登場9回
大山十五世名人門下。1955年四段、2010年引退。
棋戦優勝9回。順位戦A級21期、竜王戦1組6期。通算成績1088勝1002敗、勝率.521。
第21期棋聖戦(1972年度後期)で中原三冠から奪取、翌期米長八段に対し防衛失敗。

60代A級を達成し、74歳まで現役を続けられた大棋士です。引退の年にNHK杯本戦に進出したことは話題になりました。


森安秀光九段(1949-1993) 登場7回
藤内金吾八段門下。1968年四段、1993年現役のまま死去。
棋戦優勝10回。順位戦A級6期、竜王戦1組6期。通算成績712勝469敗、勝率.603。
第42期棋聖戦(1983年度前期)で中原棋聖から奪取。翌期米長二冠に対し防衛失敗。

粘り強い棋風が特徴だった方ですね。享年44歳、順位戦はB級1組・竜王戦は1組に在籍中で余りにも早過ぎる死でした…。


島朗九段(1963-) 登場6回
高柳敏夫名誉九段門下。1980年四段。
棋戦優勝3回。順位戦A級9期、竜王戦1組12期。5月2日現在の通算成績754勝571敗1持将棋、勝率.569。
第1期竜王戦(1988年度)で米長九段に勝利、初代竜王に。翌期羽生六段に対し防衛失敗。

55年組の一人。名著「角換わり腰掛け銀研究」「島ノート」でも知られます。


大内延介九段(1941-) 登場4回
土居市太郎名誉名人門下。1963年四段、2010年引退。
棋戦優勝8回。順位戦A級6期、竜王戦1組1期。通算成績887勝807敗、勝率.524。
第1期棋王戦(1975年度)で内藤八段・高島弘光七段との三者リーグを制し初代棋王に。翌期加藤一二三九段に対し防衛失敗。

名人まであと一歩という所までこぎつけたのですよね…。穴熊囲いを得意とした方でしたか。


三浦弘行八段(1974-) 登場4回
西村一義九段門下。1992年四段。
棋戦優勝2回。順位戦A級12期、竜王戦1組5期。5月2日現在の通算成績469勝320敗、勝率.594。
第67期棋聖戦(1996年度)で羽生七冠から奪取。翌期屋敷七段に対し防衛失敗。

研究家として知られる強豪。38歳、まだまだこれからです。


田中寅彦九段(1957-) 登場2回
高柳敏夫名誉九段門下。1976年四段。
棋戦優勝6回。順位戦A級6期、竜王戦1組9期。5月2日現在の通算成績734勝604敗、勝率.549。
第52期棋聖戦(1988年度前期)で南二冠から奪取。翌期中原王座に対し防衛失敗。

序盤のエジソンと呼ばれる序盤巧者。A級に4度昇級というのは珍しいかもしれません。


塚田泰明九段(1964-) 登場2回
大内延介九段門下。1981年四段。
棋戦優勝3回。順位戦A級7期、竜王戦1組9期。5月2日現在の通算成績642勝516敗、勝率.554。
第35期王座戦(1987年度)で中原二冠から奪取。翌期同じく中原前名人に対し防衛失敗。

島九段と同じく55年組の一人。相掛かりの「塚田スペシャル」が有名です。


広瀬章人七段(1987-) 登場2回
勝浦修九段門下。2005年四段。
棋戦優勝1回。5月2日現在の通算成績203勝94敗、勝率.684。
第51期王位戦(2010年度)で深浦王位から奪取。翌期羽生二冠に対し防衛失敗。

昨年度惜しくも防衛はならなかったものの、進境著しいホープ。順位戦もB級1組に上がり、A級が見えてきました。


以上です。調べてみて特に印象に残ったのは森安秀光九段。
強かったのだと実感しました。名人戦も第42期(1984年度)で谷川名人に挑戦していますし。
振り飛車党、棋譜を並べてみようという気にさせられました。

ちなみに半数の4名が棋聖位でした。1962年~1994年は1年に2期あり、チャンスが多かったということでしょうか。

現役棋士の方は全員タイトルを獲得するチャンスがあるので、ぜひ通算2期、3期、さらに上を目指して頂きたいものです…。
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