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第37期棋王戦終了後の雑考

久保棋王に郷田九段が挑戦していた棋王戦は、3勝1敗で郷田九段が制し奪取となりました。
第4局は久保棋王の先手のエース石田流。
途中までは振り飛車悪くなかったように思いますが、中盤に棋王に疑問手が出たのか郷田九段が良くなり、押し切ったという感じでしょうか。
郷田九段は棋聖以来、実に10年振りのタイトルとなりました。

久保棋王はついに無冠になってしまいました。久保九段と言われるのは初めてでしょうか。
3月に入って勝てば残留のA級順位戦で丸山九段に破れ降級、王将戦では佐藤九段に、そしてこの度の棋王戦では郷田九段に敗れ二冠から無冠に…。
ゴキゲン中飛車や石田流で思うように勝てず、苦しい冬になってしまいました。

今年度のタイトル戦は全て終了し、実に5つのタイトルで奪取となりました。昨年度は確か王位戦のみでしたので、大きく異なりましたね。4月になれば、2011年度を振り返るということでもう少し細かく見てみたいと思います。

第61回NHK杯将棋トーナメントは羽生二冠対渡辺二冠というゴールデンカード、相矢倉で147手の激闘の末羽生二冠が制し、4連覇を達成しました。20連勝で10回目の優勝、初の名誉NHK杯の資格を得ました。
80手まで昨年の準決勝をたどる展開、物凄い早さで指されました。
矢倉は門外漢ですので全くといっていいほど理解できませんでしたが、最後までどちらが勝つか分からず、見応えのある熱戦でした。
個人的には112手目の△6二飛は「指せない…」と思いましたね。
余談ですがラジオ解説の橋本八段が対局前に「相矢倉になれば万々歳」と仰っていて、決勝収録後の竜王戦で相矢倉の戦型で羽生二冠に勝ち、連勝を14で止めたのには凄味を感じました。
橋本八段は順位戦ではA級に上がり高勝率、来年度はさらに注目されそうです。

B級1組順位戦は昇級の決まっている橋本八段と深浦九段が対戦、橋本八段が勝利を挙げました。
橋本八段はB級1組を1期抜けですね。
残留争いは中村修九段が既に降級決定、最終戦に持ち込まれたもう1枠は藤井九段と鈴木八段という振り飛車党同士、結果は藤井九段が降級、2期続けてということになりました。
王将戦・棋王戦と合わせて振り飛車党にとっては辛い結果になってしまいました。
しかし、久保棋王・藤井九段・鈴木八段という振り飛車御三家の復活、さらには若手振り飛車党の台頭に強く期待したいところです。

最後に注目棋士の今年度成績です(2012年3月19日現在)。

羽生二冠 44勝19敗 .698
渡辺二冠 39勝12敗 .765
森内名人 10勝19敗 .345
久保棋王 21勝26敗 .447
谷川九段 10勝17敗 .370
佐藤康王将 22勝21敗 .512
広瀬七段 31勝17敗 .646
戸辺六段 26勝14敗 .650
豊島六段 41勝14敗 .746
佐藤天六段 24勝11敗 .686
村山五段 24勝20敗 .546
糸谷五段 34勝19敗 .642
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Author:ratify
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